統計が語るMBA School

MBAは世界中で大きく注目される学位となり、アメリカ国内では修士課程のプログラムにおいて(MSc, MA, Medical chool, Law Schoolなど)一番人気の学位となった。AACSB によると今現在、全世界で25万人上の人がMBAの受講生として登録されている。(合格して、生徒として登録されている人数)- The Association to Advance Collegiate Schools of Business – AACSB International(略称:AACSB)は、経営学教育を評価する組織である。1916年創立。世界各国のMBA教育機関を各国政府とは別に、評価・認証する機関。

統計学的見地からのトップスクール

数字を見ると非常に興味深い事実が浮き上がってきます。ここでランキング上位の大学入学者数を確認してみましょう。ウォートンが1,847名、この数字は合衆国内にあるすべてのMBA入学者数に対して0.7%の占有率となり、同様にしてハーバード (HBS)が1,742名となります。これらの大学は2年制なので単純に2で割ると単年での入学者及びクラスサイズが想像できるのではないでしょうか?

また、Magnificent 7 or Magic 7 の略語、M7 : M7 business schools (Stanford, Harvard, Wharton, Columbia, Kellogg, Booth, and Sloan)を合計しても4%弱の占有率、そして一般的なTOP 10 schools (Stanford, Harvard, Wharton, Columbia, Kellogg, Booth, and Sloan, and Yale, Berkeley Haas, and Dartmouth Tuck) まで裾野を広げても、占有率はたったの4.6%にしかなりません。

TOP Schoolに合格することは、統計学的に見ても非常に難しいことと理解できます。また、クラスサイズですが、Whartonの1,847名という数字は、top 50 の中の15校を足した数よりも大きい数字となります。

日本人の入学者数で言うと、covid-19 騒動の中、入学者を確保するために基準を一時的に緩くしたことも影響があると思いますが M7 or TOP10に関して、微増/増加傾向にあると言えます。このまま、横這いかそれ以上の傾向が続けば良いのですが日本人入学者数は「増えたら減る」のジグザグを繰り返していますので、今年度の受験は本当にどうなるか予想がつきません。

いずれにせよ、GMAT/GRE, TOEFL/IELTS で高得点を出すことが何よりの対策となる。

 

 

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