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GMATの大改革:”GMAT Focus Edition” 2023

GMAT Focus Edition がやってくる!

2023年3月、Graduate Management Admission Council(GMAC)は、MBA入学試験に必要な試験:GMATに関して重要な変更を発表しました。

GMAT試験の形式は数十年にわたり、MBAの申請プロセスにおいて大きな役割を担ってきました。ただし、GMAT試験の形式は、試験時間が長すぎることや、実際のビジネススキルよりも試験対策に焦点が当てられているという批判も多く上がってきたことも事実です。また、GREなどの代替テストの台頭により、GMACはテストの改善を図ってGMATの存在感意義を再定義する必要があったのだと感じています。

GMAT試験の主な更新点

受験生の懸念に対処するため、GMACの最新の更新では、GMAT試験の形式にいくつかの変更が発表されました。最も重要な変更は、試験全体の時間をほぼ1時間短縮することです。新しい試験は「GMATフォーカスエディション」と呼ばれ、現在の3時間23分に対して2時間45分の試験時間となります。

GMAT Focus Editionの主な変更点について

  1. GMAT Integrated Reasoning Challengeの導入:ビジネススクールに必要なスキルの評価をより適切に行うために、新たにGMAT Integrated Reasoning Challengeが導入されることになりました。現行のIR問題を拡充したセクションになるだろうと予想します。
  2. ストリームライン化された試験内容:小論文(AWA)セクションの削除と、Verbal SectionとQuantitative Sectionの試験時間の短縮により、全体として試験時間の短縮となり、受験生の疲労が軽減されることが予想されます。
  3. 詳細なフィードバック:GMAT Focus Editionの新しいスコアリングシステムでは、各セクションごとに個別のスコアが提供されます。これにより、受験者は自身の強みと弱点をより正確に把握し、特定の試験領域のパフォーマンス向上に集中することができます。スコアレポートが詳細になるであろう・・という変更です。
  4. 受験方法:GMAT Focus Editionはオンラインとテストセンターの両方の形式で利用可能です。オンライン形式では、受験者は自宅やオフィスから試験を受けることができます。一方、テストセンター形式では、より伝統的な試験環境を提供します。受験者は自身に合った形式で試験を受けることができ、柔軟性が向上します。

現時点においてのGMAT試験形式の変更点

大きな変更点は「AWAとSentence Correctionの廃止!」

結論:では今年の受験はどうすればいいのか?

MBA受験2023はどうすればいいのか?

新しい試験は、サンプルの提供が現時点では未定となっているので試験自体の詳細はまだまだ不明です。しかしながら、断片的に発表された情報や、アメリカのAmazonでの次回発売されるOGのスクリーンショットから分かっていることを基に更にわかりやすくまとめてみることにしましょう。

英語のパートは、SCが廃止され「RC&RC」のみとなる。このことからも「以前にも増して読解重視の試験」になることが予想される。数学のパートは「従来のDS問題もPS問題に統合され、図形問題が削除される模様」だけでは正直よく分からない・・・prepの提供が6月に開始されるので、それまではなんとも言えないというのが正直なところだ。感覚としては、[SCがないEA+Integrated Reasoning Challenge=New GMAT]というのが、現時点での私の感想です。GREを選択していた受験生を取り戻したい意図が確実にあるので、New GMATはGREよりも対策しやすい試験となることが予想されます。

GMAT FOCUS EDITIONは今年度末開始なので、1st Round やEarlyをターゲットにしている受験生は現行GMAT or EAを受けるしかない

以上の3点は、現行GMATからの注力点として変わりの無い事だと思います。しかし、Sentence Correctionが廃止になるとは・・・本当に大きな流れですね・・。

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