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MBA満足度調査:10年 3,600人に及ぶ追跡調査

Graduates wear a black hat to stand for congratulations on graduation

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MBA学位の価値:「MBA不要論に一石を投じる」

いつの時代も、「MBA不要論」がそこかしこで囁かれる。しかし、多くの日本人卒業生に話を聞くと「行ってよかった」、「MBA不要論を唱えているのは、degreeを持っていない人だ」と多くの人が主張している。今まで中長期におよぶ定量&定性分析が行われておらず議論が空中戦と化していた面も否定できない。

GMACによる10年 3600人に対する追跡調査

この、長き議論に対する一つの答えとしてGMAC (GMATを作成している機関)が2022年3月2日に追跡調査の結果を発表した。この調査は2010年から2021年まで、延べ3600人の卒業生を対象に実施された長期にわたるものだ。主たる質問項目は以下の通り。

「10人中9人は、卒業後のキャリアに非常に良い意味で強い影響をもたらし、自己成長も果たし、給与も上昇した」と回答

今までの一時的な調査と大きく異なり、今回の調査は6大陸113の異なる国々から、66カ国に存在する728ものgraduate business schoolsを卒業した3600名を対象に行われたものだ。結果として、「90%が自分が取得したMBAに関して、good, excellent, or outstanding と評価」そして「85%がMBAへの投資はpoitive returnがあった」と表明し、「84%はB-schoolでの経験が卒業後の仕事で大いに役に立った」とし、「70%が自己成長及び給与の増加が見られた」と語っている。

しかし、国際旅行の制限、学費の増加傾向、covid-19拡散によるpandemicなど様々なネガティブファクターがある中で「本当にMBAって価値があるのか?」と振り返る声も多くなってきているのは事実である。そんな中、GMACのCEOであるSangeet Chowfla氏は以下のように答えている。

「我々の調査は、リーマンショックから今回のpandemicによる経済的な不透明感を感じる2010年から2021年の10年間に行われたものです。調査結果が示唆しているのは、どのような側面から見てもポジティブな答えしかありません。疑いなど微塵もなく、彼らの答えは圧倒的にYES!なのです」

下記のグラフが示すとおり、多くの質問に対し殆どがポジティブな結果となっている。

Source: GMAC

 

また、GMACの調査によると「2/3 のMBA holderは卒業後にjob levelが一段階上がった」とし、「1/2はmiddle levelsからアップした」、そして「1/3以上はsenior levelsからアップした」と答えた。また、回答者の殆どがROI (Return On Investment)の観点から、自己成長、給与水準の上昇など様々な面で満足していると報告している。

詳細は以下のリンクから

出典:‘The Value of Graduate Management Education: From the Candidate’s Perspective’, GMAC, March, 2022

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